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辛夷と木蓮,白木蓮の違いがすぐ分かる見分け方,画像!ソフトクリームのような可愛さ

春になると植物園などで花を見かけることがある、こぶしや木蓮(モクレン)、白木蓮(ハクモクレン)。

大きな花が目立ってきれいですが、実は似ているようで種類の違いがあるようです。

こぶしと木蓮、白木蓮の見分け方や違いについて、調べてみました。

こぶしと木蓮は別もの

こぶしと木蓮は、同一の植物の別名と勘違いされがちです。

同じ頃に見かける花だからでしょうか?

こぶしと木蓮を見比べてみると、よく似ているもののハッキリ違いがわかります

子どもの握りこぶしのように見えることから、名付けられたといわれる「こぶし」。

お釈迦様が座るハスのような形をした、「木蓮」。

まずは、こぶしと木蓮は別ものだと認識しておくとよいでしょう。

こぶしとは?

こぶしとは、モクレン科モクレン属の落葉広葉樹です。

英名や学名でも、「kobushi」や「kobusi」が付いています。

原産地が日本ということも関係しているのでしょうか。

他に、朝鮮の済州島も原産地とされています。

日本では、北海道から九州に至るまで全国的に分布している植物です。

花の色は白で、このあたりが白木蓮と共通しています。

割と大きめの花びらが開くところも、白木蓮のイメージに似ている部分です。

こぶしの花びらは、枚数が6枚

花びらの大きさは、大体4~5cmで完全に開ききるのが特徴です。

こぶしにはこぶしもどきというモクレン科の落葉高木もあり、花の形がよく似ています。

こぶしもどきの花びらは横幅が広く、よく見るとこぶしとは違っています。

しかし、紛らわしいのは事実です。

ちなみに、中国でのコブシの名前は日本辛夷(にほんしんい)。

日本でも、こぶしを漢字で表すと辛夷と書きます。

中国では、コブシの花を乾燥させて生薬にしたものを辛夷(しんい)というそうです。

木蓮とは?

木蓮は、こぶしと同じく春先に花を咲かせる樹木です。

モクレン科のモクレン属である点も、こぶしと同じです。

ただ、こぶしと大きく違う点は花の色が紫色なところ。

木蓮というと、白色の花を思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし、白い花を咲かせるのは白木蓮です。

木蓮は、赤みがかった紫色がきれいな花を咲かせます。

中国では紫玉蘭と表記され、日本でも紫木蓮と呼ばれることがあります。

原産地は、中国南西部の雲南省や四川省。

こぶしに比べると樹高は低めで、3~5mほどと目の届く範囲です。

街路樹として植栽されやすいのも、木蓮の特徴です。

北朝鮮の国家でもある木蓮ですが、移植は難しいといいます。

木蓮の花は、一見花びらに見えるようですべてが花びらではありません。

つぼみが花びらほどに大きく育つことから、花全体が花びらに見えます。

花びらの枚数は、9枚

花びらの大きさは8~10cmほどと、こぶしより大きめです。

花びらがこぶしのように開ききらず、つぼみのような形のままで散っていくのも木蓮の特徴です。

花が咲いているときには葉が繁らない点も、木蓮ならではです。

白木蓮とは?

白木蓮は、木蓮の白色バージョンです。

花びらが白いので、白木蓮と呼ばれています。

木蓮に比べると、白木蓮は樹高が育ちやすく10~15mほどになることもあります。

雑種として更紗木蓮という種類もあり、樹高は6~10m。

街路樹として利用されることが多く、街中でよく見られる白木蓮は更紗木蓮かもしれません。

更紗木蓮の花の色は、ピンクや白、紫と多彩です。

開花時期は白木蓮、更紗木蓮、木蓮の順番。

白色と赤系の木蓮が同時に咲いているのを見かけたら、白木蓮と更紗木蓮を並べて植栽している可能性があります。

こぶし,木蓮,白木蓮の違いを見分けるには?

パッと見て、こぶし・木蓮・白木蓮の違いを見分ける方法は以下がおすすめです。

・花びらの色

こぶしと白木蓮は白色の花ですが、木蓮は赤紫色の花を咲かせます。

・花びらの枚数

こぶしの花びらは6枚、木蓮と白木蓮の花びらはつぼみも含めて9枚です。

・花びらの大きさ

こぶしの花びらは4~5cm、木蓮と白木蓮のはなびらは8~10cmです。

・葉が繁っているかいないか

木蓮と白木蓮は、花の時期に葉が繁りません。

・木の高さ

木蓮と白木蓮は樹高3~5m程度で、こぶしは5~20mほどです。

まとめ

こぶし,木蓮,白木蓮の違い、参考になりましたでしょうか?

こぶしと木蓮の違いは、花びらの枚数や形で簡単に見分けることができそうです。

ただし、更紗木蓮という雑種もあるとわかると、木蓮の中で種類を見分けるのは難しいかもしれません。

難しいことを考えず、単純に花を愛でてきれいだと感じられるのも春という季節の魅力ですね。

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