2021年度後期の朝ドラとして放送が予定されている、『カムカムエヴリバディ』。
100年に渡る、3世代の女性の生きざまを追うドラマです。
中でも、2世代目にあたるヒロイン・るいを演じる深津絵里さんの朝ドラ出演は新鮮ですよね。
深津さんが演じる女性、るいの実在モデルは誰なのか?について調べてみました。

るいの実在モデルは?
『カムカムエヴリバディ』に登場するヒロインは、昭和から令和を生きる3人の女性。
るいは、最初のヒロイン・安子の娘で昭和30年代に幼少期を送る設定です。
昭和30年代といえば、戦後の混乱と新しい時代への期待を多くの日本人が感じていた時代。
るいは、幼い頃に母とはぐれた逆境をバネにたくましく生きる女性です。
『カムカムエヴリバディ』では、舞台が岡山から大阪へと移ります。
3世代の女性に共通しているのは、NHKのラジオ英会話講座「カムカムエヴリバディ」を聴いていること。
1世代目のヒロインである安子も、カムカム英語と呼ばれて庶民に親しまれた「カムカムエヴリバディ」に出合ったことでそれまでとは違う運命を切り開いていきます。
2世代目のヒロイン・るいも、やはりカムカム英語に大きく人生を変えられる展開。
自分を見捨てた母に激しい憎しみを抱きながらも、母と同じくカムカム英語によって新たな生き方を見つけるのです。
るいが救われたのは、カムカム英語で流れたジャズソング。
幼い自分を置いて渡米した母だけでなく、英語すら憎んできたるいが「カムカムエヴリバディ」を耳にしたのは宿命のようなものかもしれません。
るいに似た境遇の女性は、戦後世代には少なくないでしょう。
ただし、ジャズソングによってどう人生を切り開いたかによっては、るいという女性のモデルも絞られてきそうですね。
大阪で活躍したジャズ歌手……?
う~ん、気になりますね。
といっても、ドラマ『カムカムエヴリバディ』はオリジナルストーリー。
原作ありきではなく、実在モデルがいるかどうかも不明です。
こんな人が当時はいただろう想定で書かれたとしても、特定のモデルがいるという発表はされていません。

深津絵里さん プロフィール
るいを演じる深津絵里さんは、役が変わるたびに新しい女性像を見せてくれる女優さん。
深津絵里さんのプロフィールも、調べてみました。
名前 | 深津絵里(ふかつえり) |
生年月日 | 1973年1月11日 |
年齢 | 48歳(2021年1月現在) |
身長 | 156cm |
出身地 | 大分県大分市 |
所属 | アミューズ |
主な出演作品 | フジテレビ「愛という名のもとに」「悪魔のKISS」
「踊る大捜査線」シリーズ「カバチタレ!」「西遊記」 映画「悪人」「ステキな金縛り」「博士の愛した数式」 |
深津絵里さんはこんな人
深津絵里さんは、1973年に大分県で生まれた女優さんです。
2021年1月には48歳の誕生日を迎え、『カムカムエヴリバディ』のヒロイン抜擢は朝ドラ史上最高齢なのだとか。
アラフィフにはとても見えないルックスですが、最高齢の朝ドラヒロインとは意外ですよね。
深津絵里さんのデビューは、わずか13歳のとき。
ミス原宿グランプリで優勝したのをきっかけに、芸能界入りしました。
1988年に公開された映画「1999年の夏休み」に出演し、注目されています。
このときは、漫画家・萩尾望都さんの原作「トーマの心臓」をベースにした作品とあって、映画そのもののほうが話題になりました。
ブレイクしたのは、同年放送されたJR東海のCMがきっかけです。
山下達郎さんの「クリスマス・イブ」をバックに、新幹線のホームで遠距離恋愛中の恋人を待つ少女。
待ちぼうけをくらって寂しそうにしていると、恋人がおどけたパントマイムで現れます。
ムクれた彼女が「バカ」とつぶやくストーリーが、日本全国に感動を読んだCMです。
翌年には牧瀬里穂さんが登場してさらなるブレイクを果たしたCMですが、深津絵里さんが登場したときは15歳!
真っ赤なワンピースに黒の革ジャン、ショートカットに深紅のルージュという背伸びしたおしゃれもインパクトがあり、「あの子は誰だ!」と話題をさらったのです。

20歳になった1993年には、フジテレビの「悪魔のKISS」で新興宗教に堕ちそうになる女性を演じています。
長年再放送もDVD化もされず幻のドラマといわれたこの作品は、衝撃的なストーリーで注目されました。
ちなみに深津絵里さんが演じる女性を新興宗教に誘う青年として、西島秀俊さんも出ています。
初主演映画は、1996年に公開された森田義光監督の「(ハル)」。
当時日本に広まり始めたインターネット通信で知り合った男女が、お互いに身の上を隠しながら次第に交流を深めていく物語です。
深津絵里さんの相手役は、当時ほぼ無名だった内野聖陽さん。
淡々とした進行ながら、今の時代に見ても共感を呼びそうな映画です。
翌年の1997年には、フジテレビの「踊る大捜査線」シリーズが始まります。
深津絵里さんの役どころは、織田裕二さん演じる青島刑事の同僚・恩田すみれ。
複雑な過去を持つ女刑事の設定で、レギュラーとして大活躍しました。
深津絵里さんが本当に広く知られるようになったのは、「踊る大捜査線」の大ヒットによってといってよいでしょう。
2006年には、「西遊記」の三蔵法師役をフジテレビで好演。
映画化もされ、亡き夏目雅子さんの伝説的な役だった三蔵法師を違和感なく見事に演じきりました。
2010年の映画「悪人」では、モントリオール世界映画祭女優賞を受賞。
初主演した映画「満月のくちづけ」でのローマ国際ファンタスティック映画祭女優賞から数えきれないほどの賞を獲得してきた深津絵里さんですが、モントリオールでの受賞はとりわけ感激したようです。
ドラマに映画に舞台もさらりとこなす、深津絵里さん。
芸歴は35年以上とベテランの域に達していますが、おごらず気負わず自然体に見えるところが好感を呼んでいます。
私生活で浮ついたうわさが出たこともなく、信頼のおける女優さんです。
深津絵里さん 「カムカムエブリバディ」での見どころ
深津絵里さんの持ち味といえば、自然体で繊細な心情も見せてくれるところ。
ジャズソングに目覚める若い頃から娘(川栄李奈さん)を生んで母になるまでの長い時代も、無理なく演じてくれそうです。
深津絵里さんが登場するシーンは、大阪が舞台。
大阪弁をしゃべるレアな姿を見られるのも、楽しみですね。
かつては、新人女優をオーディションで抜擢するのが恒例だった朝ドラのヒロイン。
近年は芸歴も人気もある女優さんがヒロインに選ばれがちでしたが、『カムカムエヴリバディ』では誰か1人はオーディションで選ぶことになっていたそうです。
そして3,000名を超えるオーディションで選ばれたのが、上白石萌音さんと川栄李奈さん。
難役だからと演技達者な女優としてオファーされたのが、深津絵里さんです。
深津絵里さんが登場するのが、待ち遠しいですね!
まとめ
ヒロインたちの三者三様の生きざまが描かれる、『カムカムエブリバディ』。
複雑な想いを抱きながらも、自分らしい生き方を見つけていくるいを演じる深津絵里さんに元気をもらえる朝ドラになりそうです。
『カムカムエヴリバディ』は、2021年後期の放送予定ですよ!