2005年初頭、街中に薄暗いスモッグが立ち込め、住人から「産業廃棄物の吹き溜まり」と皮肉めいた呼び名が付けられているUK北東部の街、ティーズサイドで結成された
The Lurios。エヴァンス家とパームリー家の2組の兄弟から成るいまだ平均年齢19歳の彼等は、結成された瞬間から特別な輝きを放っていた希有のバンドと言えるだろう。
The Libertinesにも通じる初期衝動に満ちながらも、Oasis世代特有のポップセンスで巧みに書き上げられた楽曲の数々は、ティーズサイド特有の憂鬱な空気から逃れられ
ずにいたキッズ達を瞬く間に魅了。結成から1年足らずで地元シーンでは敵なしのバンドへ成長していった彼等は、デモCDがRadio OneやMTV2等の全国区のラジオ局でオンエア
され始めたのを機にその名をUK全土へと広めると、The Fratellis、Milburn、The Ordinary Boys、The Paddingtons、The Enemy、Little Man Tate、The Rumblestrips等の
人気バンドと次々共演。正式なリリースが1作品もない状態で、大規模なヨーロッパ・ツアーを行える程の知名度を獲得していった。
そして2008年3月、待望の1st
フル・アルバム「A Way Out From The Boredom」と共に、彼等はUKロックシーンに新たな指標を打ち立てるに違いない。プロになりたいという野望よりも、「10代の退屈な
毎日を打破したい」という願望を糧に作り上げられたロックンロール・アンセムの数々は、時計の針が今現在の時刻を指すように、「僕等の今」を代弁してくれているの
だから。